デザインを制作するためにさまざまな便利ツールが入手できるようになりましたが、素人でも綺麗なデザインにまとめるためにおさえておきたいデザインのコツがあります。ここでプロに負けない本格的なチラシデザインの作り方をご紹介したいと思います。
チラシデザインの制作をはじめる前にメインカラーを決めましょう。基本の色を決めずにカラフルにまとめるデザインの手法もありますが、メインカラーが決まっているとスムーズにデザイン制作を進めることができます。また、メインカラーをベースにデザインをすると、全体的にデザインがまとまりますので、チラシを手に取ってくれる人にとっても情報が伝わりやすく、チラシの宣伝効果をさらに上げることができます。
メインカラーが決まるとその他の配色は一定のルールにしたがって決めることができます。以下のサイトを参考に、よく使用されている配色の組み合わせを確認することできます。これらのツールを活用しながら、好みの色の組み合わせでメインカラー、サブカラーとアクセントカラーを決めましょう。
Adobe Color CCは、類似色や補色などのカラーを決めるだけで様々な組み合わせのカラーパレットを作成してくれます。また、写真や画像から最適な配色を確認することもできる便利なツールです。
https://color.adobe.com/ja/create/color-wheel/
選んだ色をキーカラーにして色の法則から多彩な配色を提案します。Webカラーをベースに色数値情報も掲載。
色を展開したいときや新しい色の組み合わせを発見したいとき、この配色ツールをお使いください。
Colormind
ボタンをクリックすると自動で配色を生成してくれます。Adobe Color 同様に写真や画像からも配色の生成ができる便利なサイトです。
デザイン制作を始めるまえの下書き。チラシのどのスペースにどのくらいのボリューム情報で何を紹介するのかを大まかに決めていきます。ラフ案は手書きでも構いませんし、パソコンで制作することもできます。細かい部分はある程度制作作業が進行しても修正は簡単にできますが、ラフの時点で決定する全体の構造は後から直そうとしても簡単に修正ができなくなります。そのため手書きのラフ案とはいえどもとても重要なステップであり、ある程度完成イメージを想定しながらしっかりラフ案を作成しましょう。
ラフ案制作時点で気をつけたいことですが、テキスト、タイトルや画像のメリハリをつけるように配置を考えていきましょう。チラシで一番訴えたいことを目立たせ、その他の要素を一回り小さくしたり、バランスを調整していきます。メリハリをつけることでさらにそれぞれの情報が伝わりやすくなることでしょう。
本格的なデザイン制作ソフトを使用すると特に見過ごしがちな整列と文字の揃え。文字の整列を自動で行っているWordやOffice系ソフトで予期しないスペースができることでイライラしたことはあるかもしれませんが、何気ない自動整列機能はバランスよくレイアウトを組むための機能ですが、デザイン制作向けの制作ソフトを使用するとミリ単位で文字や画像の配置を決めることができます。そのため、整列を後回しにしてしまい、気が付けば大きさも配置もアンバランスになりがちです。タイトルや段落の大きさ、画像の大きさも一定のルールを決めて統一することで伝わりやすいデザインへ導くことができます。