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チラシデザインを左右するフォント選び

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 チラシデザインを左右するフォント選び

イメージがあまりに均一化されてしまうと面白みが失われ、訴求力も低下してしまいます。このため、チラシ制作にあたっては複数のフォントを使用するのがおススメであるとされていますが、どのようにフォントを組み合わせていけばいいのかと戸惑う人も少なくないでしょう。以下では、組み合わせるフォント選びについて効果的な方法をいくつかご紹介してみますので参考としてみてください。

まず挙げられるのが、補完的なフォントを選択する方法です。よりわかりやすく言うのであれば、メインとなるフォントと正反対のイメージのフォントを組み合わせる方法です。人間の心理として真逆のものが良く見える傾向があり、イメージが正反対のフォントを組み合わせることで全体としてのバランスが取れるようになります。

次に、視覚的な段階を作っていくのも有用です。新聞をイメージするとわかりやすいのですが、大見出し・中見出し・小見出し・記事と段階を踏みながらフォントのスタイルやサイズなどが異なっていきます。これによって、見る人の視点をコントロールし、伝えたい内容をより多くの人々に伝えられるようになります。

これらを考慮しながらフォント選びをしていてもなかなかフォントを決められないようであれば、セリフ体とサンセリフ体の組み合わせを試してみましょう。長文の場合は セリフ体がより効果的で、特に印刷されたものに適しているとされています。一方で、シンプルな字体をさまざまな解像度の画面上によりクリアに表示することができるサンセリフ体は、オンラインやモニター上の文字を読むのに適しているとされています。これら2つのフォントの組み合わせはコントラストも生成するので、より一層の構造の主張やフォント同士の補完効果を期待できます。

では、やってはいけないフォントの組み合わせとはどのようなものか考えてみた場合、まずは類似したフォントを組み合わせないようにすることが挙げられます。類似フォントの組み合わせはバランスの歪みを感じさせるだけでなく、見る者の目に煩い印象を与えてしまいます。同様の理由で、組み合わせるフォントは2~3種類としておくとベターです。

これまでご紹介してきたのは、チラシ制作のプロが日々の業務で実践しているノウハウのほんの一部です。フォントひとつでイメージがガラッと変わるのですから、いかにチラシ制作がデリケートかおわかりいただけるのではないでしょう。だからこそ、プロに任せてはいかがでしょうか。