ビジネスでSNSを活用する事例が増えてきました。しかし、効率的な活用方法がわからない、炎上が不安など、悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。SNSマーケティングの効果、注意点などについて紹介してみたいと思います。
SNSマーケティングは、商品購入までのステップを考えると、「情報収集」「購入」「リピート」「シェア」と、あらゆるステップにおいて効果を発揮するマーケティング手法です。その中でも、特にSNSのマーケティングは、「認知度向上」「ブランディング」「ロイヤリティ向上」において、大きな強みを持っていると言われています。これまでの時代は、情報源としてGoogleのような検索エンジンを使う消費者の割合が高い傾向にありました。しかし、現在ではSNSを活用するユーザー数が伸びており、ユーザーが共感したコンテンツは拡散される傾向にあります。そのため、SNSを通して企業が新たなユーザーと接点を持ち、認知度を高めやすい環境になりました。
そして、かつてはブランディングのために、テレビCMなどで多額の費用をかけて、その企業のイメージを継続して伝え続ける必要がありました。しかしそれも、SNSを使えば、ユーザーに対して、その企業らしさを継続して発信することができるようになったので、ブランドイメージが根付きやすいという点が挙げられます。また、ユーザーと企業との距離が近いSNSは、対話を通して企業への信頼や安心感を高めやすく、ロイヤリティ向上を狙うことができます。
SNSは拡散性が高いのが特徴ですが、「従業員の不適切な投稿」や「担当者の誤動作」などで、思わぬ情報がユーザーに拡散されてしまう場合があります。
SNSはリアルタイムで情報が拡散されていくために、ネガティブな情報が多くのユーザーの目に晒されて炎上に繋がるというケースも有り得ます。そのため、SNSの運用ポリシーの明文化や、従業員の教育などの対策を行って炎上を防ぐ必要があります。
また、Googleなどの検索では、検索順位で上位を獲得できれば一定期間継続して流入を獲得することができますが、SNSマーケティングでは、過去のコンテンツから流入が発生することはそれほど多くなく、定期的に新しいコンテンツを発信し続ける必要があります。