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プロダクトアウトとマーケットインの違いについて

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 プロダクトアウトとマーケットインの違いについて

チラシデザインを考える際、マーケティングを理解することでターゲット層や商品のアピールポイントがもっと明確になり、効果的なチラシを作る上で大いに役立つことでしょう。今回はマーケティングの基本的な概念である「プロダクトアウト」と「マーケットイン」についてふれてみたいと思います。

「プロダクトアウト」とは


「プロダクトアウト」とは「プロダクト」を市場に投入していくこと、すなわち市場のニーズにとらわれることなく、新しい価値を生み出すことであり、そして新しいニーズを開拓していくことです。競争がなく、独占的にマーケットを支配することも可能ですが、もともとニーズのない新しい価値提供であるため、当たるかどうか分からず、リスクを伴う場合があります。しかしながら、インターネットとスマホの普及で「プロダクトアウト」という考え方でユニークな商品、価値やサービスが提供されるようになり、より一層定着してきた考え方だと言えるでしょう。


「マーケットイン」とは


一方、「マーケットイン」は「プロダクトアウト」の反対の考え方で、ニーズのある商品を市場に投入していく考え方です。ニーズを開拓していくのではなく、お客さんに求められている商品を提供することで、リスクなく、確実に成果を上げていけるでしょう。豊かな社会になった今日ではモノは売れなくなってしまい、また、どの市場も競合者であふれているため、ニーズに応えるだけで市場に新規参入することは容易なことではありません。



チラシデザインにおける「マーケットイン」と「プロダクトアウト」


上記を踏まえると確実に効果的なチラシを作るためには「マーケットイン」で制作していくと良いでしょう。既存の競合者を比較しながら、お客さんのニーズにしっかり応えて、求められている価値やサービスをチラシデザインで表現していくことが成果への近道と言えます。一方で「プロダクトアウト」は独自の世界観をデザインする考え方であり、希少価値を高めブランド力をつけるためには欠かせません。「マーケットイン」ばかりにとらわれず、オリジナリティをアプローチしていくことも重要なことです。

理想的な考え方は?


「プロダクトアウト」と「マーケットイン」はどちらもメリットとデメリットがあります。「プロダクトアウト」的な考え方はオリジナリティに溢れる新商品を世に出す面白さはあるものの、そればかり追求してもニーズがついてこなければまったく売れない可能性があります。片や「マーケットイン」を重視しても型にはまった商品しか生み出せずインパクトに欠けるでしょう。「プロダクトアウト」と「マーケットイン」の考え方をよく理解し、絶妙なバランスで両方の長所を生かせるデザイン制作を心がけたいものです。