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多言語チラシなどインバウンド対策で気を付けること

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 多言語チラシなどインバウンド対策で気を付けること

2020年は東京オリンピックをひかえることでインバウンド対策がますます活発になりますが、ホームページはもとより、チラシデザインをはじめ対策の準備に追われる商業施設が増えています。効果的な多言語チラシや販促物を作成するために気を付けるポイントを紹介したいと思いますので多言語でチラシデザインを作成されている方は是非参考にしてみてください。

翻訳は業者や専門家に任せよう




外国人集客でもっとも重要になる対策のひとつが翻訳です。GoogleやMicrosoft自動翻訳の進歩とともに、制作される多くのチラシは機械翻訳に頼る方が増えていますが、今後のAI技術の進歩でさらなる正確な翻訳が期待できるものの、言語によっては事実内容すら通じない翻訳結果が起きることがありますので注意が必要です。

義務教育で慣れ親しんでいる英語であればネイティブに頼ることなく、程度のチェックは行えるのですが、近年注目されているベトナム語、またはネパール語で使用されるデーヴァナーガリー文字になると、チェックはおろか、自動翻訳も間違いが多く見受けられるケースがあります。AI技術で進化を遂げた自動翻訳も、使用頻度の低い言語は翻訳の精度が低く、日本で馴染みのある英語、中国語、韓国語やラテン系以外の言語を使用する場合は迷わず翻訳専門家に任せるようにしましょう。多少の文法違いであれば大きな問題になりませんが、まったく意味の通じないチラシデザインになってしまったら多言語に切り替える意味もありません。また、企業ブランドを落としかねないホームページや会社概要、ECサイトの自動返信メールメッセージなどの「残る文章」は翻訳業者に任せるようにしましょう。

それぞれの言語に合ったフォントを見つけよう


情報を伝えるうえで欠かせないもうひとつの要素はフォントです。単純に文章が並んでいればどの言語でも意味は通じるのですが、フォントによって印象が大きく異なります。デザイン制作を進める際は現地で使用されているフォントを調査してそれぞれの業種にあったフォントを見つけましょう。





Google fontsはおススメのツールの一つです。

https://fonts.google.com


言語による文字化けが起きていないかチェックしよう



スマートフォンやPCの言語環境が簡単に切り替えられるようになったことで、すっかり文字化けを気にする必要がなくなりましたが、言語によっては気づけない文字化けを起こしてしまうケースがあります。特に注意する言語はネパール語のように「東アジア言語のオプション」切替が必要になるアプリケーションを使用する場合です。同じ文字に見えて実は異なる文字が表示されてしまい、せっかく翻訳業者にお願いした正しい文章も台無しになってしまうのです。


同じ文章でもアプリケーションの設定次第では気付けない変換ミスに!

多言語アプリケーションを使用する場合、アプリケーション自体がUnicode対応ではないこともあり、正しくソフトウェアが機能しないこともあります。文章入力で親しみのあるOffice Wordでもバージョンによってはスペースが消えてしまったりするけースもありますので馴染みのない言葉をチェックする際はpdfなど表示が崩れないフォーマットのファイルで確認をするようにしましょう。


多言語のアプリケーションが正しく起動しない場合はシステムロケールを変更することで改善できることも。

それぞれの国の文化の違いを知ろう


チラシデザインをきれいに仕上げて翻訳もしっかりできているのにインバウンド向けチラシや販促物の効果があまり感じられない場合があります。そんな時は宗教や習慣の違いを知ることで集客を伸ばすことができるケースがあります。特に飲食店は注意が必要で、世界的に馴染み深いお寿司、和食以外の食べ物を扱う際はよく調査する必要があります。イスラム教における「ハラール」、また、「ヴィーガン」と呼ばれる、卵、牛乳、ゼリーも食べないの海外の方も多く、使用材料の表示には注意が必要です。

まとめ


日本は海外に比べ治安が良いことで安心して訪れることができる国として非常に人気の高いといえます。日本ならではの「おもてなし」を期待して日本を楽しむ外国人が多いのですが、海外の文化や習慣をしっかり理解することでさらなる成果が得られるインバウンド対策になります。