今回は背景画像を利用した鮮やかなデザインの商品紹介チラシの作成手順をご紹介します。基本的にイラストレータを利用して文字配置していきますが、今回のサンプルのように画像を多用する場合はコントラストや明るさを合わせるためにPhotoshopのような画像加工ソフトが必要になります。チラシデザインのほか、サイト用バナー作成も同じ手法で作成できますので、ご自身でチラシ作成やホームページを更新したい方は是非参考にしてみてください。
尚、今回のサンプルは下記サイトより素材をお借りしていますので、作成してみたい方は各画像をダウンロードしてください。
背景花畑と花の画像
PAKUTASO
https://www.pakutaso.com
サンプルボトル画像
GRAPHIC BURGER
https://graphicburger.com/versatile-bottle-mockup/
木材画像
無料写真素材 写真AC
https://www.photo-ac.com
画像をPhotoshopのアートボードに配置したら、ぼかし効果を適用させます。
色はCMYKに変換してぼかしを適用させましょう。
明るさとコントラストを調整して、暗いイメージから鮮やかな背景に変えていきます。
CMYKに変換すると画像は少し暗くなる傾向があります。コントラストと明るさを上げて鮮やかな配色にバランスを整えましょう。
商品画像サンプルをダウンロードします。今回はボディソープボトルをイメージしていましたが、無料素材を提供しているこちらのサイトより素材をお借りして作成してみます。
通常なら商品写真が先に決まっていることが多いので、商品写真に合わせて背景画像をきめても良いでしょう。
画像をダウンロードしたらボトルをPhotoshopで切り取って、先ほど作成した花畑の背景画像に合成していきます。
次にボトル下の木材を合成していきます。無料写真素材の写真ACさんから木材写真をお借りして作成したいと思います。「木野テーブル」で検索するとさまざまな木材画像が見つかります。
ボトル同様に木材をダウンロードします。Photoshopで切り取り、花畑の背景画像に合成していきます。
背景写真にレイヤー別にそれぞれの素材配置ができたら全体コントラストを合わせていきます。今回は花畑の背景イメージに合わせてみたいと思います。
自然に見えるようにボトル下の影を作成します。ブラッシュで黒い丸を作り、ボトル下に配置します。
この後、Illustratorで文字配置をしていきますので、文字を配置するスペースに背景があまり邪魔にならないために白いぼかしを入れていきます。また、バラの写真もボトル近くに合成していきます。
バラの写真をダウンロードして背景に配置していきます。
文字情報を入れるスペースに白いぼかしを入れて文字情報と写真がかぶらないようにします。
背景素材が出来上がりましたので、次にIllustratorで文字配置をしていきたいと思います。
好みでIllustratorのパス作成でカーブを描いてみたりするのも良いかもしれません。今回は左側と下部スペースに文字情報をまとめたいと思いますので、シンプルな四角背景を作成しました。
文字情報とバランスを合わせてアイコンスペースを作成します。背景イメージとのバランスを合わせるためにドロップシャドウ効果を追加してみます。
アイコンに載せる情報に合わせて写真素材をダウンロードします。今回はボディソープをイメージして作成していますので、肌に関する素材を探します。
文字情報を左サイドに配置していきます。フォントを多用しないこととメリハリをしっかりつけることで文字情報が多くなっても読みやすいチラシデザインになります。
先ほどダウンロードした画像素材をアイコンに入れていきます。各素材の色とコントラストも背景に合わせて補正すると良いでしょう。
下部の文字情報を追加していきます。同様に文字のバランスとメリハリをしっかりつけて、読みやすい文字配置を考慮しながらデザインしていきます。
チラシデザインはIllustratorで文字やイラストを配置するだけで終わらせることもできますが、加工した写真背景を1つ用意するだけでまったく異なる鮮やかなデザインに変えることができます。インパクトのあるチラシデザインを作成してみたい方は是非トライしてみてください。