ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングの普及で誰でも詳しい知識がなくても手軽にデザイナーにデザインが依頼できるようになりました。手頃な料金で高品質デザインが頼めるのはとても魅力的で、是非一度は利用してみたいサービスです。依頼をする際気をつけたい点についてまとめてみましたので、これからクラウドソーシングに頼んでみようと思っている方は是非参考にしてみてください。
実力のあるデザイナーを見つけたとしても作りたいイメージがしっかり伝わらないと、希望のデザインに仕上げてもらうことができません。手書きでも構わないのでラフ案を作成し、原稿ファイルと一緒に送るようにしましょう。細かい指示書があれば、デザイナーもその分考える時間が短縮されて、よりスピーディに仕上がることにつながります。
デザインに正解はありません。また明確な資格もなければ、印刷用の完全データ作成ルール以外、デザインに決まりがないので出来上がるデザインは千差万別です。デザイナーの好みによって完成イメージは大きく左右されるということになります。そのため、希望のデザインに沿ったデザインが作成できる人かどうか見極めるためにポーティフォリオを確認することをおすすめします。一般公開されていなければメールでも送信してもらうようにして、デザイナーの好みを必ず確認しておきましょう。
連絡先を教えてもらえないデザイナーはなるべく避けましょう。デザインはデータを納品して完了にならず、印刷データを入稿する際、カラーの変換問題、画像データの不足、フォントのアウトラインといった問題が多々起きるものです。そのほか、入稿ギリギリのタイミングでミスに気がついたりすることもあるので、いざという時に連絡がとれる方が安心です。長年デザイン業務に携わっているデザイナーなら問題は起きにくいものですが連絡がとれる方がおすすめです。夜しか連絡がとれない副業の方も要注意で、本業が忙しくなった場合、対応が遅れることもあり、基本的に副業でのクラウドソーシングの重要度は二の次と考えるのが一般的でしょう。
いかがでしょうか。その他NDA秘密保持契約、コミュニケーション能力や納期の問題、依頼してからデザインが途中になってしまっているケース、修正したいけどソフトが扱えずデザインデータが利用できないままになっているケースもあります。良いことばかりではありませんが、少しずつ問題を解決すること、信頼できるデザイナーさんに巡り合えるまで、うまくクラウドソーシングを活用してみてください。