チラシデザインを考えるときには特に多くの人が悩むのではないかと思いますが、商品やサービスをターゲットに訴えかけるためのキャッチコピーを考えるのは楽そうに見えて、なかなか決めきれないものです。その結果、ありきたりなキャッチコピーをアレンジしただけのものとなってしまいがちなので、ライバルと宣伝広告において差別化を図ることができていない事業者さんを多く見かけます。以下では、キャッチコピーを作成するときに意識すべきポイントをいくつかご紹介してみるので、今後の参考としてみてはいかがでしょうか。
チラシデザインを作成する際、キャッチコピーにおいてまず意識すべきは、以下の3つのパターンのどれにあてはめるかを考えるようにしましょう。それは、共感できるキャッチコピー、数値を協調するキャッチコピー、そして問題解決を訴えかけるキャッチコピーの3つです。
共感できるキャッチコピーとは、見る人の感情に訴えかけるものであり、心に訴えかけるのような響きが特徴的です。ハマればかなり強力なキャッチコピーですが、ハメるのはかなり難しい諸刃の剣です。
数値を協調するキャッチコピーとは、これまでの実績をアピールするものですが、そのためには実績から引っ張れる数字の有無が大切となってきます。SNS全盛の今日、ちょっとした偽りや誇大表示はすぐにネタとして取り上げられてしまい、場合によっては商圏における信用までも失ってしまいかねませんので注意しましょう。
問題解決を訴えかけるキャッチコピーは、字面そのままに、ある種の問題が解決できることをアピールするものです。
どのパターンでどのような宣伝をしようとも、すべて視覚情報から判断されるわけですから、キャッチコピーとともに掲載する画像も大きな役割を果たし、チラシデザインをより効果的なものにすることが可能になります。チラシに用いる画像は、キャッチコピーを補完するようなものであれば理想的です。共感キャッチコピーの場合、そのメッセージを口にしそうな人物の表情を掲載してもいいでしょうし、数値協調の場合にはグラフを含めるのも一案です。問題解決の場合には、その問題を連想させるモノを用いてもいいでしょう。
上記の3つの王道パターンのどれに当てはめるべきかは、それぞれの取り扱う商品やサービスのターゲットによって異なるでしょうが、共通しているのは、見る人の心を強く捉えようとする目的であり、より詳しく宣伝媒体に目を通してもらおうとすることです。もしもキャッチコピー作成に戸惑うようであれば、プロによるキャッチコピーを提案してもらうのもおススメです。特に日頃からチラシデザインを行っているプロであれば、大衆への見せ方を熟知しているので、きっといい提案を受けられるでしょう。