テンプレートを使用してチラシデザインを作ることは効率的にチラシが作成できるだけでなく、プロのデザイナーが作成してテンプレートを公開していることが多く、スピーディに時間短縮してクォリティの高いチラシデザインを作成することができます。しかしながら折角綺麗なテンプレートを使用しても編集次第ではテンプレートデザインをしっかり活かせずデザイン性の低いチラシになりかねません。また、思い通りのチラシデザインが作成できず途中で挫折をする方も少なくありません。今回はテンプレートデザインを活かしてデザインを仕上げる場合に気をつけたいポイントをご紹介したいと思いますので、テンプレートを使用してチラシデザインを作成したい方は参考にしてみてください。
ネット印刷をはじめ、様々なサイトでテンプレートがダウンロードできるようになりました。以下の代表的なサイトより高品質テンプレートをダウンロードすることができます。
飲食店のチラシや美容室のフライヤー、求人広告などのテンプレートを豊富に公開しているサイトです。無料でパワーポイントのテンプレートをダウンロードすることができます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc
Microsoftが提供しているOffice用テンプレート。こちらも2,000 点以上公開しており、資料なども作成できます。クォリティの高いデザインを公開しているおすすめのテンプレートがたくさん見つかります。
https://raksul.com/online-design/flyer/
インターネットで手軽に印刷が注文できるラクスルのチラシテンプレート集。プロの編集ソフト並みに優れた編集機能を備えているため、パワーポイントやイラストレータも必要なくテンプレートを使用してデザイン作成ができます。
上質なデザインはカラーパターンが統一されています、この色から外れないようにカラーを変更していくと良いでしょう。色に迷った時はAdobe Colorなどから色の組み合わせを検索しながら、正しい色の組み合わせを導き出すのもおすすめです。
https://color.adobe.com/ja/create/color-wheel/
デザイン制作でやりがちですが、目立たせるためにフォントを多用し、かえって読みづらくなってしまうパターンのチラシデザインを見かけることがあります。フォントは多くて3〜4種類までにとどめて、なるべく同じファミリーのフォントを起用し、全体の統一感を図りましょう。
チラシデザインで見落としがちなことのひとつが写真です。デザイン全体の割合で写真が決め手となる場合は多く、折角綺麗なデザインテンプレートを使用しても、綺麗な写真がなければ全てが台無しになることも・・・。チラシデザインの完成図をしっかりイメージしながら撮影に挑みましょう。
写真に共通する注意点ですが、イラストもまた見落としがちなポイントでしょう。多くのテンプレートにイラストが付属でワンポイントやメインでイラストが配置されていることがありますが、イラストのテイストを合わせることもとても重要なことです。ひとりのイラストレータに決めて、全体のイラストに統一感を持たせることで見やすいチラシデザインに仕上がることでしょう。
テンプレートデザインを使用すると簡単にデザインを作ることができますが、フォント、写真とイラストを上手に使用して理想のデザインに仕上げていきましょう。チラシデザインをゼロから作成する場合は全体のイメージを思い浮かべてから素材を作成していきますが、テンプレートを使用する場合は反対にテンプレートデザインに合わせて素材を作成していかなければなりません。好みのデザインで選ぶだけでなく、持ち合わせている写真やイラスト素材に合うテンプレートから作業していくのもひとつの近道かもしれません。