チラシデザインを作るためのコツ
チラシを作るためのツールはたくさんありますが、どのソフトを使っても手順をしっかり踏まえて作成すれば、プロのようにチラシデザインを仕上げることができます。今回はペットショップのオープン告知チラシの作成を例に完成までの流れを見ていきたいと思います。
プロスペクト理論とは、“利益を得られる場面ではリスク回避を優先し、損失をこうむる場面では損失を回避する”という心理論ですが、人々の感情の動きを理解することでさらにチラシデザインの効果をあげることが可能になります。
皆さまがチラシを作成して配布する目的とは、集客ツールとして機能させることに他なりません。しかし、配布しているチラシが集客できていないと考えている人は少なくないと思います。特に折り込みチラシの場合には、“一緒になった他のチラシに紛れてしまい、読まれていないのでは・・”と考えるかもしれませんが、それは現実から目を逸らしているだけと考えられます。
どのようなデザインにおいても、無色では人の目に見えませんので、何かしらの色を用いて表現することとなります。実際にデザインしてみると、配色作業自体は楽しいのですが、最終的な色を決めるのがいかに難しいのか実感すると思います。その理由は、それを配色した人の好みがあるからであり、同じものを見てだれかが受け取る印象も良好であるとはいえないためです。
チラシの制作において視覚的に訴えかけるロゴは大きな役割を果たします。事業者としてのロゴマークがブランディング効果を持つとされているのをイメージすれば、よりわかりやすいのではないでしょうか。ロゴマークひとつ見るだけで、ターゲットはより魅力的に感じる場合もあれば、その反対となってしまうこともあります。チラシ制作の場合には、事業者としてのロゴマークのみならず、大々的にアピールしたい内容について、文字を組み合わせたロゴマークとして複数レイアウトすることも珍しくありません。
印刷のときに目にすることの多いRGBとCMYKの違いをご存じでしょうか?まったくなんのことかわからない方もいらっしゃれば、色を指すための言葉、という認識を持つ方もいらっしゃるでしょう。正解は後者です。しかし、色を指す言葉だとわかっていても、なぜ異なる名称となるのかご存じの方はそれほどいないと思います。
人はチラシを目にして0.5秒で見るかどうかを判断すると言われているため、鮮やかでまとまりのあるチラシが求められます。
しかし人を惹きつけることができるチラシデザインとは、見た目だけが良いチラシではありません。
今回は、人を惹きつけるチラシを作るデザイナーになるための方法をご紹介いたします。